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February 21, 2010

セーゲルスタムのマーラー7番




2月19日(金)の夜に、サントリーホールで行われた、レイフ・セーゲルスタム/読売日響のマーラーの交響曲7番「夜の歌」のコンサートを聴いてきました。
セーゲルスタムも、ブラ1集めの中で知った指揮者です。ただ、セーゲルスタムのブラ1は結局入手できていません。フィンランドの作曲家兼指揮者で、彼が作曲した交響曲は、ハイドンをはるかに超えて200曲以上だそうです。

マーラーの交響曲7番は、ブラ1と並んで、私があらゆる交響曲の中で一番好きなものです。当然マーラーの中でもこれが一番好きです。ですが何故か日本では人気があまりなくて、演奏回数では1000人以上の演奏家・歌い手を必要とする8番の「千人の交響曲」よりも少ないんだそうで、ちょっと釈然としません。

セーゲルスタム/読響の演奏は素晴らしいものでした。マーラーの7番では、ノイマンが2種(チェコフィルとライプチヒ・ゲヴァントハウス)、アバド/シカゴ、バーンスタイン/NYP、ラトル、ジンマン、クレンペラー、テンシュテット、インバル、マーツァルと10種持っていて、ノイマン/チェコフィルが愛聴盤ですが、その中でもベストに近い私好みの演奏でした。7番の終楽章では、カウベルが楽器の一つとして登場しますが、丁度バンクーバーオリンピックで、スイスチームの応援にカウベルがたくさん使われていますので、TVを見る度に、マーラーを思い出してしまいます。

最近、NHK交響楽団をNHKホールで3回、読売日響をサントリーホールで2回聴いていますが、ホールの違いが大きいのか、総合的には読売日響の方がいいように思います。昔と違って、いいホールが沢山できた今、何故あんな多目的ホールをクラッシックの演奏会に使い続けるのか疑問です。


September 28, 2009

ブラームスの交響曲第1番 カタログ征服?


最近、ブラームスの交響曲第1番がマイブームです、というかほとんどビョーキ(addiction)で、市販のCDをほとんど集めてしまいました。
元々大学の時にクラシック音楽を聴くという軟弱なサークルに入っていたのですが、その頃はブラームスの交響曲第1番はむしろ嫌いな曲でした。それが、バーンスタイン/ニューヨークフィルの若々しい演奏を聴いてから、すっかりその魅力にはまってしまい、CDやLPを集めだしました。30枚ぐらい集めたところで、一気に加速して「メニュー征服」に挑んでしまいました。一生に一回の馬鹿な散財かも知れませんが、この曲は本当に奥が深くて、色々指揮者による味付けを楽しんで飽きることがありません。現状で165種類くらいで、まだ10枚くらい届いていないのがあります。日本のどこのCDショップに行ってもこれだけ置いてあるところはないかと思います。
(写真の前4列、全部ブラームスの交響曲です。)


August 08, 2009

セザール・フランクの弦楽四重奏曲の新譜


私は昔からフランキスト(セザール・フランクのファン)です。
今はフランキストという言葉が死語になるほど人気がなくなっていて、CDの点数もかなり減っているように思います。
そんなフランクの中でも一番好きで、最高傑作だと思うのが、弦楽四重奏曲ニ長調です。

愛聴盤は、フランスのパレナン弦楽四重奏団のものです。これ以外には、長らくレーベングートSQとかプラハSQとか、2,3枚くらいしか出ていませんでしたが、昔聴いた限りではパレナン弦楽四重奏団のものに比べればかなり劣りました。
レコ芸の8月号で「蘇れ!名盤~求む「復刻」「再発」「再評価」」という特集があり、その中で、このパレナン弦楽四重奏団のCDを挙げている人がいて、我が意を得たり、でした。

ところが、このパレナン弦楽四重奏団のCD、既に入手が難しくなっているだけでなく、録音に難があります。つまりかなりハイ上がりで、今のシステムだと高音を絞らないと聴くに堪えない音になります。

そういう訳で新しい演奏・録音を待望していましたが、ここに来て何故か2枚の新譜が出ていました。両方入手しましたが、演奏はパレナンにはやや劣りますが、それなりに我慢できるレベルのものでした。録音はどちらも優秀です。

1枚は、リトアニアのヴィルニウス弦楽四重奏団のもの。
http://www.hbdirect.com/album_detail.php?pid=1040672
もう1枚は、シュピーゲル弦楽四重奏団のものです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1268868

どちらか1枚、というならヴィルニウスの方をお勧めします。

May 24, 2009

石井不二雄先生


今月のレコード芸術(クラッシック音楽の雑誌)は1970年代特集です。
その特集で、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの70年代の精力的な活動について、ドイツリート研究家の喜多尾道冬氏が書いていますが、その中に石井不二雄先生の話が出てきました。(よほどドイツリートを聴いている人でなければ、石井不二雄、誰それ?って感じでしょうが。日本で最大のシューベルト研究家、ドイツリートの研究家です。)
お二人は友人関係だったようです。
それによれば、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのシューベルト歌曲全集が発売された時に、その膨大な数のリートの対訳を石井不二雄先生がわずか一ヶ月で仕上げられたのだとか。

石井不二雄先生から、大学の時にドイツリートの講義を約10ヶ月受けることができました。その講義の直後、先生は入院され、わずか数ヶ月で急逝されました。
思えば、石井不二雄先生が亡くなられたのは46歳の時で、既に私はその歳を過ぎてしまいました。私のライフワークのシューベルト「冬の旅」のレビューは、いつか先生のためにも仕上げたいと思っていて、まだ果たせていません。(現在所有している「冬の旅」のレコード・CD・テープは56種類です。)

大学で、ドイツリートを石井先生に習い、J・S・バッハについて、杉山好先生に教わり、そして音楽史を戸口幸策先生に習い、と今考えれば何と贅沢な環境だったんでしょう。石井先生のドイツリートの講義の隣の教室では、高辻先生(ワーグナーの対訳で有名)がブルックナーの講義をしていました。


November 04, 2007

三木鶏郎


ふと思いついて、三木鶏郎の作品集CDを購入しました。

以前、YouTubeで見た昔のTV番組の主題歌で、「鉄人28号」とか「遊星少年パピイ」とか、作詞・作曲ともこの三木鶏郎なんで、ちょっと興味を持ちました。(ちなみにこの2つの主題歌はほとんど同じでしかも違う、という三木鶏郎ならではのものです。)

名前はもちろん聞いたことはありましたが、詳細な経歴は知りませんでした。Web上の「三木鶏郎資料館」の中にある経歴を見ると、戦前の東大法学部出で、作曲は諸井三郎に師事した超本格派、小説を書いたり、写真で賞をもらったり、法律学でも賞をもらった論文を書いたり、と本物のスーパーマルチ人間だったようです。

その割りにはシリアスに構えることがなく、三木鶏郎の音楽はひたすら明るく、ノリが良く、そして笑えるものが多いということに感心します。シリアスが好きな日本人の間ではあまり高く評価されてこなかったのかもしれませんが。

「明るいナショナル」「三輪石鹸」「キリンレモン」等々のCMソングも手がけた日本でのCMソングの草分けです。

CDに、大滝詠一や鈴木慶一が寄稿していますが、彼らの源流は確かに三木鶏郎なのでしょう。

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