コブダイ






 
 

 徳島は不思議なところで、鳴門の亀浦観光港というところの防波堤には、足元に50cm超クラスのコブダイが多数巣くっています。それを何とか釣らんとして、会社の若手で、「コブコブオヤジ友の会」というのを結成していました。1998年夏、何度目かのチャレンジで、メンバー中2人がとうとう釣り上げ、そのうち1人は50cm、70cmの2匹を釣って「関西の釣り」コブダイ部門(?)で金賞を受賞しました。私は1度行きましたけど駄目でした。

 そんなチャレンジから、半年経った1999年1月、私は、エアトラベル徳島のバスツアー、「江頭名人と行く磯釣りツアー in 西海中泊」に申し込んで、愛媛県は中泊の磯まで、グレ(メジナ)釣りに出かけました。西海中泊といえば、グレのメッカ、指導はシマノ・ジャパンカップ グレ釣り選手権で2回優勝を誇る、徳島出身の名人江頭弘則さん、時期も寒グレ真っ盛りの1月、といやがおうにも気分が高まります。私と連れは、ウノクソという磯にあがり、マキエを撒いてグレの当たりを待ちます。11時頃、ウキがふっと沈み、合わせをくれてやると、はげしい手応えで2号の磯竿を満月のように引き絞ります。「やったグレだ!!」何度もやってくる強烈な引き絞りに耐え、ようやく魚を浮かせて、タモで掬おうとした私の目に飛び込んできたのは、忘れもしないピンクの魚体と、頭に誇らしげにくっついた「コブ」であった...



 

【日時】1999年1月17日(日) 11:00頃
【場所】愛媛県南宇和郡西海町中泊 ウノクソ北側
【潮】大潮
【仕掛け】磯竿2号 道糸ナイロン4号 ハリス2号 ウキ プロ山元ウキG2 固定ウキ仕掛け(3ヒロ) グレ針4号
【餌】オキアミ(半ボイル)
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

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