ディープな韓国食べ歩記/ソウル・テジョン・ユソン(2)



 
 
 

 ここまで読んでいただいた方はすでに、「旅行記」といいつつ、ほとんど食べることに終始しているのにお気づきでしょうが、気にせずさらに続けます。(^o^)

 ここで、役立ち情報をば。カルビレストランでのカタコト注文方法。ちなみに筆者はハングル文字はなんとか読めますが、会話は超初歩的なところで止まっており、とても「韓国語できます」とはいえません。でも、レストランで注文くらいは何とかなります。(簡単です)

 まずはメニューの把握を。といっても、カルビレストラン(XXガードゥンとか、○○カルビとかいう店名がそうです。カルビチベともいいます)ならどこにいってもメニューは大体一緒ですから、覚えてしまいましょう。
 

 これがいわゆる「カルビ」です。日本では「骨付き」と「骨無し」が別メニューになってますが、韓国では骨付き以外はまず出てきません。タレに漬けたものと、生のもの(センカルビ)と2種類あるところもあります。(写真はセンカルビ)焼けたら、じょきじょきハサミで切ってくれます。骨のついたところは、よく焼いて最後に手で持って歯でこそぎとるようにして食べます。(私は前歯が差し歯なので、怖くてようやりませんが...)

 
 
 
 

 こちらは、「プルゴギ」です。直訳すると「焼き肉」そのものなのですが、ご覧のとおり、焼き肉というよりすき焼きのような料理です。肉には甘い味付けがしてあり、それなりにおいしいものです。カルビと同様、サンチュにくるんでいただきます。
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 これは、日本でもおなじみの「ミノ」(コプチャン、牛の小腸)です。こればかりはいいお店で頼みましょう。でないとゴムみたいな肉が出てくることがありますので。これを鍋にしたのがコプチャンチョンゴルです。韓国製の粗塩だけをつけて食べます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 いわゆる「ロース」です。韓国語でも「ロース」("ロ"は口をとがらせ気味に)です。日本で普通出てくるのと違って、ステーキ肉のように厚切りしてあります。粗塩に胡麻油を入れたものをつけて食べます。古い表現ですが、「うまいんだな、これが。」昔鳥到院(チョーチウォン)というところで、連れて行ってもらった店では、鉄板ではなくて、本当の石の上で「石焼き」してくれました...これも当然焼き上がればチョキチョッキして、やっぱりサンチュにくるんで食べます。

 
 
 
 さて、注文方法ですが、「○○○△△△チュセヨ」で通じます。「○○○」はメニュー名です。カルビ、プルゴギ、ネンミョン(冷麺)、メチュ(ビール)等々、△△△は数量です。これは別に解説します。「チュセヨ」は「ください」です。簡単ですね。

 数のいい方は、2種類あります。どちらでも結構です。原始人なみに、「1,2,3,4、後はたくさん」で十分です。よっぽど大人数で行かない限り、同じものを5つ以上頼むことはないでしょうから。

 日本での「ひとつ、ふたつ、みっつ...」にあたるのが、「ハナ、ツル、セー、ネー」です。
「1,2,3,4」に相当するのは、アジア全土でよく似た発音ですが、「イル、イー、サム、サー」です。
このどちらかを練習して暗記してください。

 「ハナ・ツル」コースの方は、このままでも十分通じます。「カルビ/ツル/チュセヨ」でちょっとブロークンですが、わかってくれるでしょう。もうちょっときちんと言いたいときは、助数詞を付けます。「個」に相当する「ゲ」が便利です。「ハンゲ、ツゲ、セゲ、ネゲ」とちょっと発音が変わります。ビールだったら「本」に相当する「ビョン」をつけます。「ハンビョン、ツルビョン、セービョン、ネービョン」です。「メチュ/ツルビョン/チュセヨ」といった感じです。

 「イル・イー」コースの方は、語尾に「人分」の意味の「インブン」をつけましょう。こちらは、助数詞の使い分けがないのでかえって楽かも知れません。「イルインブン、イーインブン、サムインブン(サミンブン)、サーインブン」です。イルとイーは慣れないとよく逆になりますので、注意しましょう。「カルビ3人前ください」は従って「カルビ/サミンブン/チュセヨ」です。

 心配だったら、指を頼む数だけ立てる、というボディランゲージで補いましょう。
 

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