亡き母に手向ける歌



 
 
 
 
 

 2002年3月30日、母が急死した。風呂掃除中に心筋梗塞を起こし、そのまま顔を浴槽に突っ込み溺死したものだ。享年67。

 山口県下関市の吉母という漁村に生まれ、最後は東京都八王子市にて晩年を過ごした。

 このページは、生きているうちに何もしてやれなかった親不孝な息子が、せめてもの手向けにと、友人である文人の糸木図南氏(関西文学同人、エッセイスト、詩人)に頼んで詠んでもらった和歌・俳句を載せるものである。
 
 


 


雁(かりがね)の書(ふみ)立ち帰れ都まで
西の海にも桜咲けりと
 

散る命 育(はぐく)む命 初桜


 

 
 
 
(2002年4月5日)
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