何はともあれ水原カルビ



 カルビは大好きで韓国で少なくとも50回以上は食べています。とはいえ、なかなか本当においしいカルビ屋さんにも遭遇していません。特にソウル地区の大型カルビ店にはちょっと食傷気味です。そんなわけで、今回も1回はカルビを食べようと思っていましたが、おいしいカルビを求めてわざわざ水原(スーウォン)まで行ってきました。実は水原は、現在のスタイルのカルビ料理の発祥の地と言われています。「水原カルビ」というのは、韓国人も認めるブランドです。(とはいえ、わざわざソウルから食べに行く日本人も私らぐらいでしょう…)

 そんなわけで、2日目に、鍾閣駅から地下鉄1号線に乗って約1時間かけて水原に行きました。水原は現在はソウルの南のベッドタウンみたいになっています。2002年ワールドカップの競技場があったのは記憶に新しいところです。ここは李朝時代に、ソウルからの遷都が計画され、その時作られた華城(ファソン)という城の跡の門や城壁が残っており、世界遺産となっています。さすがに焼肉だけ食べて帰るのも何ですので (^_^;) 、一応華城に行ってみました。城壁は全周8Kmもあり、しかも最初の1Kmはスキー場の中級コースなみの急斜面。結局1/4くらい歩いたところでギブアップして、タクシーでカルビ屋に向かいました。(水原には、これ以外に民俗村という、韓国の農村の暮らしをそのまま再現したテーマパークがあります。私は既に2回行っています。韓国の農村といっても、日本のそれと大差ありませんので、よっぽど民俗学とかに興味がないと辛いでしょう。)


水原ワールドカップ競技場
華城の八達門
華城城壁
華西門


 さすがに土地勘はないので、タクシーの運ちゃんに「新羅カルビ」を指定して連れていってもらいました。(今回はガイドブックには頼らない方針でしたけど、これだけは例外です。)タクシーで駅から15分くらいのところに、大型のカルビ店が集まっているようです。タクシーの運ちゃんは、水原カルビは韓国一だと(身振りで)力説していました。


生カルビ ヤンニョンカルビ
副食類
新羅カルビ



 左が生カルビ(センカルビ)、右がヤンニョンカルビ(タレに漬けたもの)です。味は、これまでで最高、というほどではありませんでしたが、さすがにいい肉を使っていました。ソウルで食べるより、肉が厚く切ってあるような気がしました。ちなみに韓牛だとそれぞれ1人前30,000ウォン、米国産輸入肉だと23,000ウォンくらいでした。今回は当然韓牛を頼みました。ちょっと高いような気もしますが、例によって色々な副食物やニンニク、サンチュ等はコミコミですので、結局は日本で食べるよりは安くつきます。ここのキムチやサラダ類はなかなかの味でした。

 お店の外観は左下の写真の通りです。日本語が書いてあるのは、ワールドカップで日本人がたくさん押しかけたせいじゃないかと思います…






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