名物にうまいものあり:東莱パジョン
 
 
 
 


 東莱温泉(トンネオンチョン)は、ガイドブックによると、パジョン(ネギを使ったお好み焼きのようなもの)が名物とのことでした。でも、最近ガイドブックに不信感を持っている私は、「たかがパジョン...」と思っていました。スンドゥプチゲを食べた後、ノレバンに行ってたっぷり1時間半歌い、その後街をぶらぶらして、一応チェックしとくか、ぐらいの気持ちで地元客ではやっていそうな軽食屋に入りました。(下の写真。ここはポッサムという豚肉を野菜で包んで食べる料理の店、そしてカルグクス{韓国風きしめん}の店で、パジョンはあくまでおまけです。)

 そこで出てきたのが、上の写真のパジョン。8000ウォンでこのボリュームです。これがうまかったのです!!! これがパジョンなら、今まで食べてきたパジョンは何だったのか、というぐらいのうまさでした。何がうまいって、まずネギが今までのとまったく違って、ほのかな甘みとさわやかさが共存した味!ベースになっているのは卵に小麦粉だけでなく、つなぎに餅米が使ってあって歯ごたえにねばりを加えています。3時間前にスンドゥプチゲ定食を食べたにもかかわらず、夢中で全部平らげてしまいました...なんでもこのあたりはネギの産地で、取れたてのネギを使っているとのことです。

 東莱のパジョンで一番有名な店は、「おばあさんのパジョン」ハルメパジョンというのですが、次に訪れる機会があれば、絶対に行ってみようと思います。こんなわけで、プサン最後の夜も大満足のうちに更けていったのでした。
 


 
 
 
 
 

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