ディープな韓国食べ歩記/ソウル・テジョン・ユソン(3)



 
 
 
 

 さて、さんざん肉類を食べたら、いよいよ「食事」です。「え、今までのは何だったの?」と突っ込みたくなりますが、韓国では(日本でも)いくら肉を食べても、最後にご飯ものか麺類を食べないと、食事が完結しないということです。ここでの選択肢は、ただのご飯(とテンジャンチゲ)、ビビンパ、そしてネンミョンなど麺類です。

 私のお薦めは、ただのご飯とテンジャンチゲです。(残念ながら写真はなし。→てっちゃん、次の時には忘れないようにね)テンジャンチゲというのは、辛子味噌の味噌汁に、青瓜や豆腐、アサリを入れたものです。ご飯をこの中に入れて食べます。(間違えても逆にテンジャンチゲをご飯にかけないように)これが実にうまいのです。私は焼き肉よりも、これが無性に食べたいことがあります。ご飯を頼むときは、「パブルセゲチュセヨ」のように、「ご飯」を意味する「パプ」の後に、「〜を」を意味する「ウル」をつけます。


 ビビンパは、日本で言う、「ビビンバ」です。日本と違うのは、ご覧のように徹底的にぐちゃぐちゃになるまで混ぜることです。初めての人は、お店の人に混ぜてもらった方が無難です。以前、金浦空港の食堂に「刺身丼」なるメニューがあって、日本人は「鉄火丼」のようなもんだと思って頼むわけですが、これも上に乗っているのは確かにマグロの刺身ですが、食べるときにはやっぱりぐちゃぐちゃに混ぜられてしまうので、「鉄火丼」とは似ても似つかぬ外見と味になってました...(^_^;)

 
 
 
 

 ネンミョン(冷麺)には、ムルレンミョン(水冷麺)とビビンネンミョンの2種類があります。後者を頼むと、翌朝トイレで苦しむことになります。ボルツの20倍カレーを常食していた人とか以外は避けておいた方が無難でしょう。ムルレンミョンは、日本で食べるのとは麺が違います。(もちろん韓国で食べた方がうまい。日本のは、やたら歯ごたえがあるだけでちっともおいしくありません。)麺の作り方には色々あって、そば粉ベース、緑豆、ジャガイモのデンプンを使ったものと種類があるそうです。(以前同行した「蕎麦アレルギー」の人に、蕎麦粉は入っていないと思って冷麺をすすめて、えらいことになったことがあります...反省)マスタードと酢と辛子味噌を適当に混ぜて食べます。麺がからんで食べにくかったら、例によってハサミで切ってもらいます。
 
 
 「食事」が終わったら、後はデザートが追加料金無しで出てきます。リンゴ、ナシ、スイカなどの果物や、スジョンカというニッキのデザートなんかが良く出てきます。お勘定は、「ケーサン!」と叫んで、サインするポーズを取れば、伝票を持ってきてくれます。大きなカルビレストランならカードもOKです。今回の旅行では、大体一人3万5千ウォンぐらいでした。
 

前のページへ  次のページへ    ホーム